コンピューター断層撮影法、Computed Tomographyの略です。
幅の狭いX線を体の多方向から照射し、透過してきたX線をコンピューターで計算して画像化する装置で、
体のあらゆる部分の輪切りの断面像が得られます。
特に脳内出血、脳梗塞、あるいは胸部、腹部における病変描出になくてはならない検査です。
![部門案内](/img/h1_4.png)
CT検査
CTとは?
![](/files/images/width/430/QGvZ48Xh9zM_5rE6.jpg)
GE社 BrightSpeed Elite SD
CTの原理
![](/files/images/width/270/lJVvwrKGlCyJncc8.jpg)
患者さんの身体を通り抜けて反対側にある検出器によって測定されるというものです。
このとき測定されたX線の量をデジタル信号にして、
コンピューターで計算すると、CT画像が表示されます。
実際のCT画像ではX線が通りにくい骨のような部位は白く、
X線が通りやすい空気などは黒く表示されます。
当院では、たくさんの検出器を持つマルチスライスCT装置にて、
短時間で高精細な画像が提供できます。
断面像だけでなく、3次元の立体画像を構成することが可能です。
3D CT
![](/files/images/width/270/Pr1BGun0er_3apR8.jpg)
そのデータをもとに血管・骨・臓器などを立体構造として
三次元に描き出し観察する方法です。
CT検査で撮影する画像は断面像に過ぎないですが、
たくさんの断面を撮影しその画像をコンピューターで処理することで3Dの立体画像を作ります。
また色を付けることで3D画像を強調し、よりリアルに表現することができます。
3D画像では臓器の状態をイメージしやすいため、
患者への説明時や手術計画を立てる際にも利用されます。
より忠実に体内を表現するということは、
より良い治療につながり患者側に利益を与える画像処理と言えます。
造影CT
造影剤(水溶性ヨード造影剤)を静脈から注入することにより
血管や臓器が造影効果によりCT画像上白く染まり、血管の走行、臓器の機能状態、
腫瘍の種類等の情報が得られます。
一般に静脈内に注入された造影剤はすみやかに血管内から血管外の組織関隙に露出して、
腎臓から尿中に排泄され、正常では30分までに30%以上、
24時間では95%以上の造影剤は尿中に排出されます。
血管や臓器が造影効果によりCT画像上白く染まり、血管の走行、臓器の機能状態、
腫瘍の種類等の情報が得られます。
一般に静脈内に注入された造影剤はすみやかに血管内から血管外の組織関隙に露出して、
腎臓から尿中に排泄され、正常では30分までに30%以上、
24時間では95%以上の造影剤は尿中に排出されます。